バリの兄貴から直接学んだ人生の教訓・第10話

『SNSは』
 将棋をしている兄貴は真剣だった。






その間に、妹と写真撮影大会(^w^)



兄貴は将棋が好きだ。そして強いらしい!


そしてこれも日本文化の伝承である。




次に行くまでには、できるようになっていよう、と思った。







そして将棋大会が終わると、兄貴の教えが再開した。







兄貴は凄いことだらけで挙げだしたらキリがないけど、凄すぎると思った中の一つは、



とにかく話続ける、ということだった。




兄貴が話していない時間は、食べものが口に入っている時間と、この将棋の時だけだった。




あとは17時間、ずっと話続けてくれている。




兄貴がボソッと言ってくれた言葉、

『いや、せっかくここまで来てくれて、2日間しかないんやし、貴重やん』


という言葉が忘れられない。








兄貴のところには365日来客がひっきりなしに来るわけで、



でも会いに来ている私達にとっては貴重な2日間なんや…っていうことを、兄貴のほうが気付かってくれていた…!!




凄い……この人はほんまに凄い…!!!!



こんな人、世の中にいるんやな……。



感動で胸がいっぱいになった。




兄貴は、初対面の私たちにも誠心誠意で接してくれていた。




私は、初対面とか長年の付き合いであるとか関わらず、ここまで誠心誠意に人と向き合って付き合ったことがあるんだろうか…





兄貴の言っているような、"遠慮"が自分の中にあることにハッと気づいた。




"人付き合いに遠慮はいらん。"

昨日言ってくれた兄貴の言葉が、頭の中で駆け巡った瞬間だった。












そして次々と話題が変わっていく中で、SNSの話題になった。


妹が言った。


「兄貴、私Facebookほとんどしてないんです。」




『そうかー。あんな、SNSは見るだけじゃなくて、いいねとか投稿をいっぱいしいや。』




「そうなんですか…!!」





『そうや。人の応援になるいいねや投稿をするんや。』





なるほど…!!!!





兄貴は確かに、沢山の人の投稿をシェアしていたり、今までも、私の投稿にいいねを連打してくれたりしていた…!!!




すると妹が言った。




「友達申請とか来るんですけど、どうしたらいいのかわからなくて…!!」




兄貴にも、沢山の申請が来るはずだ。




兄貴はどうやって選別しているんだろう…。



私もとても気になった。



『あんな、友達申請来たら、その人の投稿見て、どんな奴かチェックするんや。



その投稿が人の応援をしてる投稿があるかどうかや。』




なるほど…!!!!




『自分のことばっかり書いてるんやなくて、人の応援ができてるのかどうかや』




そうか…!!!!




確かにそれで、その人がどんな人なのかがすぐにわかる…!!








色んな色んな話をしてくれる中で、兄貴が一貫して伝えてくれること。



それは、"人のためかどうか"。



何かに迷った時、これを軸にしよう。



"人のためかどうか"。




SNSでさえも、そうなんや…!!!と思った。











続いてR君が質問した。



「兄貴、もうすぐインドネシアのジャカルタに留学するんです」




『そうかぁ!そしたら、できるだけ人の家に遊びに行け。できることなら滞在しろ。』




滞在…?




『 そして必ず再訪することや。そうすることで繋りが深くなるんや。』




なるほど…!!!!




『人間関係は一回きりやないで。
何回も会うことが大事なんや。』




なるほど…!!!!







そして、思った。


そらそうやな…!!兄貴はこれだけ色々教えてくれて、

「教え通りに動いたらこうなりました!」

と伝えに来ることが当たり前や…!!




一回きりなんて水臭すぎる…!!




絶対にまた兄貴に逢いに来よう…!!!!!


そう心に誓った。












そうこうしてると、N会長が言った。



「兄貴、輪ゴム大会しませんか?」



『お〜〜〜〜しよしよ!』




そして、夜中5時からの輪ゴム大会が始まった(笑)











〜兄貴の教え〜

*将棋は日本文化の伝承や

*SNSでも人の応援を

*友達申請の人の見分け方は、人を応援してるかどうか

*人の家に来訪する。そして滞在する。
そして再訪する。


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