バリの兄貴から直接学んだ人生の教訓・第4話

『人付き合いに遠慮はいらん』
 
そうこう話してる間も、


秘書の方やら留学生の方やらが、グラスがあけばドリンクを聞いてくれて出してくれる…!!


ありがたや〜〜ありがたや〜〜




秘書の方や留学生の方もそうだけど、
兄貴は話しながら、グラスがあいているのも見逃さない!



笑って話してると思いきや…





いきなり、鋭い観察力で何かを察知したりする





まだ検証中らしいが、兄貴は日本でおこる地震を察知できるらしい…!!


情報推命学的に見ても、


兄貴は直感力の人。


だから地震を察知できるのも、全然あり得る話だと思った。





そして、まだまだ兄貴の教えは続く。


次は妹が質問した。


『私、めちゃ心配性なんですよ』


兄貴は答えた。


『あんなぁ、心配性は自己中の証拠や。』



ん?なんでなんで??



『心配て、自分の心配やろ?
  人のことばっかり考えてたら、自分の心    配なんてせーへんで。
もっと他人のことを考えなあかんねん。』



なるほど…!!!!

心配性が自己中とは、考えもしなかった…!!


妹も、何かに気づいた顔をしていた。



『他人て、人也人って書くやろ。
   他人さんのことを考えんねや。
  ほな、心配性なんてなくなるで。』


確かに…!!


これから、何かに心配になった時は思い出そう。


もっと他人さんのことを考えよう、と。






そうこうしてるうちに、

兄貴が私に声をかけてくれた。

『自分ら、アルコール飲まへんの?』


『ありがとうございます!
ほな、ビールいただきます!』



運ばれてきたビールを飲みながら、
ふと兄貴を見たら、

着ていたTシャツをめくりあげていた。







面白いなぁ〜(*≧∀≦*)

と思って見ていたら、兄貴が言った、





『自分ら、俺が裸好きなんやと思てへん?』


『え!思てました…!!』


『あんなぁ、これ昔の日本を受け継いでほしいからもあるんやで〜。』


なんと…!!


『裸の付き合いや。』


そうきたか…!!


『だいたい人付き合いてもんにな、
遠慮なんていらんねんで。

裸の付き合い。一つ釜の飯。て言うやろ?


自分がかしこまるから相手もかしこまるだけや。』


なるほど…!!!!


昔と違って、今は遠慮する人ばっかりや…。私も含めて…!!


『急がば回れて言うやろ?

  何でもな、人に聞くことやで。
 本やネット違うで。

  ほな、間違ってたらその人がケツふいてくれるわ。』


なるほど…!!



『ほんでな、不思議なことに、聞かれたら責任持たなあかんやろ。

せやから、世話してくれんねん。

もっと人を信用して、何でも人に聞きなさ

い。』





今はネットやら本やらで簡単に調べれるけど、それでは人と人との繋がりがどんどん希薄になっていく。


繋がる、ということがなくなっていく。




そしてまた、子供の話になった。


『昔はなぁ、近所のおばちゃんらみんなが母親変わりやったんや。


産みの親と育ての親、って言うやろ?


子供は、たくさんの大人に育てられなあかんねん。


小さいうちにどれだけ沢山の大人と関われるか、それで人生決まるで。

人の恩義があって育った子は強いでぇ』



なるほど…!!



沢山の大人と関わりを持ち、自分より先に死んでしまう動物の友達を作ることで、
感情を養うんや…!!



それが大人になった時、人の気持ちがわかる人間力というものを育てるんやな…!!




人間力というけれど、いざ大人になってから身につけようと思って身につけれるものでもない。




兄貴の波乱万丈の人物そのものが、沢山の人間や動物と関わることであり、それが全て今の人間力に結びついてるんやな…と思った。




『わし赤ちゃんの頃、近所のおばはんの乳貰って吸うてたらしいわ。


今では考えられへんやろ?


せやし、体に色んな遺伝子入ってんねんろなぁ。

しかしな、おばはんからしたら、そうやって乳吸うてた子が育って行くの見て、自分の子みたいに可愛がってくれたわ。』




なるほど…!!!!

いかにたくさんの大人に可愛がられるか…!!




『でも、それ知った時はびっくりしたでぇ!

 10歳頃にそれ知って、恥ずかしすぎるやん?


それから、そのおばはんの家の前通らんと、通まわりして帰るようになったわ。


せやろ?    ガハハハハ  !!
  
プハー   (-.-)y-゜゜゜』




お酒と酔い止めの薬の影響でクラクラしてきた頭を奮い立たせながら、必死でメモした。




〜兄貴の教え〜

《心配は自己中の証拠》

《人付き合いに遠慮はいらん》

《人の恩義があって育った子は強い》

つづく・・・ ☞「第5話」