バリの兄貴から直接学んだ人生の教訓・第3話
『感情を育む』
ここから長い長い、『兄貴の教え』が始まった。
兄貴は、とどまることなく、ずっとずーっと話してくれる。
兄貴は私達が到着して私が名刺を渡すと、
『お〜!!自分かぁ!!覚えとる覚えとる』と言ってくれた。
兄貴とは一度も会ったことはなかったけど、コメントやメールで覚えてくれていた…!!
まず、その時点で感動!!!
兄貴は、名前は覚えてなくても、一度訪れた人は覚えているらしい…!!
毎日毎日、20人やら30人やら訪問客がある中で覚えていれるのは、
たった一日だとしても、15〜16時間もの時間を共に過ごしているからだと思う。
だいたい、昼の14時くらいから翌朝5時頃まで…!!!!
こんな感じで(^w^)
ご飯を一緒に食べ、お酒を飲み、ジャグジーにまで入れてくれる。
インドネシア料理
さばいたばかりの刺身
言っとくと…
全て兄貴のおもてなしである…!!
兄貴は、毎日何十人も訪れれる来客に、料理やお酒を振る舞い、経験談を話し、聞きたいことがあれば全て答えてくれる。
15〜16時間もの間…!!!
それを、もう10年も続けているらしい…!!
なんで?!なんで?!
『出稼げば大富豪』を読めばわかるけれど、
兄貴はバリ島の土地を売買したり貸したり、ホテルを立てたり、何せ色んなことをして生計を立てている。
そして、バリニーズの雇用を作っている。
だから、バリニーズからめちゃくちゃ愛されている。
そして、日本人である私達が訪問すると、色々振る舞ってくれて、永遠に話続けて、教えてくれる。
それは、昔の日本を取り戻してほしいから。
日本人としての誇りを持ってほしいから。
その考えを、次に繋げてほしい、という思いから。
兄貴の話の中には、
『とにかく他人のために。』という言葉がよく出てくる。
私の鑑定の情報推命学で見ると、
兄貴の、魂から満足して生きれる方法は、
『自分を犠牲にしてでも他人に尽くす』ということ。
私がもしも兄貴に鑑定をするなら、
そうしてください、と伝えるだろう。
もちろん、兄貴は鑑定を受けたわけでもなく、
生きていく中で自分でそれを直感し、それをずっと10年も
続けている。
いや、
このような大富豪になる前から、兄貴は人のために、尽くしてきたはずだ。
だから、こんなにも大富豪に。
大富豪というのも、お金だけでなく、沢山の人から愛され続けているんだと思った。
もちろんこれは、兄貴の数字の人だけでなく、
他人のためにみんな生かされている。
そして、
自分の生い立ちについて話始めてくれた。
どこまで書いていいのかわからないけど、とにかく波乱の幼少時代を過ごしている。
兄貴が生い立ちを一通り話してくれた後、
『なんか聞きたいことある?』と聞いてくれた。
聞きたいことは山程あったが、何故か自分の口から出たのは子供の話だった。
「子供がテレビが好きで、テレビばっかり見てるんですけど、どうしたらいいですか」
仕事の質問を沢山考えてきてたのに、いきなり何の質問してんねん…(  ̄▽ ̄)
と、質問してから心の中で自分にツッこんだ。
でもそこで返ってきた答えが、自分の中にストンと落ちた。
『あんなぁ、人間以外の友達を作ったれ。』
え?人間以外??
『口が聞けないものがええねん。
自分より早く死ぬものや。
自分より早く死ぬものを大切に育むんや。
大切に育んだもんが、死ぬという経験をさせたれ。
感情を養うということが大切なんや。
寂しいという気持ちを養ったれ。
そしたら、生き物を大切にする人になるよ。』
なるほど…!!!!
兄貴の波乱万丈の人生において、感情を揺さぶられることが何回も何回もあったのだろう。
私が看護師になりたい、と決めたのも、
自分の祖父が病院に入院し、亡くなった
時だった。
そのあと、兄貴は続けた。
『生き物いうてもなぁ、盆栽はあかんでぇ。
自分死んでもまだ生きとる。
せやろ?ガハハハハ
プハーー (-.-)y-゜゜゜』
《感情を育む》
これが私が教わった、一つ目の
兄貴からの教え。
アフロをかぶる兄貴(*≧∀≦*)✨
つづく
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